住宅産業

高気密・高断熱住宅においては、換気と同時に室内での水蒸気の発生を抑えるように指導され、個別暖房より全室暖房を、間仕切りの多い室内から開放型へ、更にオール電化住宅へ、などと宣伝されている。確かにガスを使わない炊事は、水蒸気の発生を少なくすることができる利点があるが、水蒸気と結露のメカニズムを知っている住宅メーカーのセールスマンはいないと言っても過言ではない。高気密・高断熱住宅の一般への普及が遅れている原因は、金がかかるということではないだろうか。地震が起こってからでは遅い。建物設備の地震に向けた先行投資なら、←ここから情報を探せます。施工業者においても、積極的に取り組む姿勢がないのは、研究心に乏しく施主側を説得する知識に欠けていることと、施主側の注文を優先することで受注契約を締結することしか頭にないからであろう。プロ意識というのは、何もプロスポーッだけの問題ではない。プロのスポーツ選手は、チームが勝つために、苦しい練習に耐え、技術を磨き、お金を払って見に来てくれる観客に感動を与えるプレーをするために努力を重ね、その結果として個人の成績も向上するものである。今日の住宅産業の中では、売り上げ至上主義が主流となっていて、プロ意識を持った人は少ない。それなりの販売成績を上げているセールスマンでさえ、専門的な質問をすると、納得できる返答は返ってこない。また、常設展示場で、つっこんだ質問をしても、あやふやな答えしか返ってこないのが現状である。

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