断熱

更に、一九九二年にこの基準が改正され、開口部、即ち熱損失の大きい窓や玄関ドアなどにも断熱性を持たせるように改正された。これによって、ペァガラスや二重サッシが普及し、断熱ドアも使われるようになった。住宅金融公庫融資においても、開口部断熱として割増し融資が追加されるようになった。このような経過の中で、従来の土壁に代わり、プラスターボードが開発され、普及することになった。これにより、外壁と内壁の間、約一○○ミリの隙間に五○ミリのグラスウールを施工する方法は、上の部分をステップルで止めるだけで、断熱材を入れただけの粗末な施工方法となった。また、施主側も断熱材を入れたことにより安心して、その効果には全く無関心であったと思う。湿気や結露の発生によって断熱材は水分を含み、その重さで垂れ下がってしまうと、断熱性は全くなくなってしまう。壁と同じように床にも断熱材が使われるようになったが、フローリングの下には四五センチピッチの根太垂木があり、この間に断熱材を入れていくものなので、長い間には垂れ下がってしまう。天井には天井板の上に断熱材が並べられたが、断熱に配慮した並べ方ではなく隙間だらけのものであった。その後改良されて、床には垂れ下がらないような固いものを入れ、天井には細かくした断熱材を吹き込む方法も多くなった。但しこの場合は、風によって断熱材の粒子が舞い上がり、呼吸によって体内に入る恐れがあるので、気をつけなければならない。地震列島日本では建物を建てる時、必ず地震を見越した設計をする。各種不動産知識は、←こちらをご覧ください。

EZ037_L